まとめ

公正証書遺言とは?初心者でもわかる作成方法と費用を行政書士が解説

公正証書遺言

・「将来、家族が遺産で揉めないか心配…」
・「遺言書って自分で書けるの?」
・「公正証書遺言って聞いたことはあるけど、よくわからない」

そんな風に思っていませんか?

実は、遺言書には種類があります。
その中でも公正証書遺言は「遺言の中でも特に信頼性が高い形式」と言われている方法なんです。

この記事では、これまで1000件以上の相談を受けてきた「やさしい行政書士事務所」が、公正証書遺言について分かりやすく解説します。

みやもと

難しい専門用語は使いません。
あなたの不安や疑問を、一つひとつ解決していきましょう。

公正証書遺言とは?

公正証書遺言とは、法律の専門家である公証人が作成に関わってくれる遺言書のことです。

「一人で書くのは不安…」という気持ち、よくわかります。
でも公正証書遺言なら、プロがしっかりサポートしてくれるので安心なんです。

公正証書遺言が「選ばれる3つの理由」

  1. プロがチェックしてくれる
    公証人という法律の専門家が、書き方や内容をしっかり確認してくれます。「書き方を間違えて無効になった…」なんて心配がありません。
  2. 原本を安全に保管してくれる
    作成した遺言書の原本は公証役場で大切に保管されます。紛失や偽造の心配がないので、本当に安心ですね。
  3. 相続手続きがスムーズ
    普通の遺言書だと、亡くなった後に家庭裁判所で「検認」という面倒な手続きが必要です。でも公正証書遺言なら、この手続きが不要。ご家族の負担が大きく減ります。

自分で書く遺言書との違いは?

「自分で書く遺言書(自筆証書遺言)との違いって何?」気になりますよね。

簡単に比較してみましょう。

自筆証書遺言(自分で書く)

メリット:

  ・お金がかからない
  ・いつでも気軽に作れる
  ・内容を誰にも知られない

公正証書遺言(プロと一緒に作る)

メリット:
  • ・無効になるリスクがほぼない
  • ・紛失・偽造の心配がない
  • ・検認不要でスムーズに相続できる
  • ・字が書けなくても作れる

どちらがいいの?

正直にお話しすると、こんな方には公正証書遺言をおすすめします。

  • ・財産がそれなりにある
  • ・家族関係が複雑
  • ・絶対に遺言を実現したい
  • ・家族に面倒をかけたくない
みやもと

費用はかかりますが、将来のトラブルを防ぐ「保険」だと思えば、決して高くないと思います。

公正証書遺言の作り方:7つの準備

「作り方がわからない…」という声をよく聞きます。
大丈夫です。順番に説明していきますね。

まず、作成前に準備するものが7つあります。

必要な書類・準備物

7つの準備
  1. 印鑑証明書
    本人確認のために必要です。実印も忘れずに。実印がない方は、免許証やパスポート+認印でもOKです。
  2. 戸籍謄本
    相続人全員が載っているものが必要。本籍地の役所で取得できます。「相続用の戸籍謄本をください」と言えば、必要なものを教えてくれますよ。
  3. 財産をもらう人(相続人以外)の住民票
    相続人以外の人に財産を渡したい場合に必要です。
  4. 不動産の書類
    不動産がある場合は、登記簿謄本と固定資産評価証明書が必要。固定資産税の通知書でも代用できることが多いです。
  5. 預貯金の情報
    通帳のコピーか、銀行名・支店名・口座番号のメモがあれば大丈夫です。
  6. 遺言執行者の決定
    遺言の内容を実行してくれる人です。配偶者や子供でもOK。
  7. 証人2名の手配
    これが一番大変かもしれませんね。詳しくは次で説明します。

証人って誰に頼めばいいの?

「証人なんて、誰に頼めばいいかわからない…」という方、多いんです。

証人になれない人:
  • 未成年者(18歳未満)
  • 配偶者や子供など、相続人になる人
  • 財産をもらう予定の人
  • その家族
おすすめの証人:
  • 信頼できる友人・知人
  • 行政書士などの専門家
  • 公証役場で紹介してもらえる人
みやもと

「知り合いに頼むのは気が引ける…」という方も安心してください。
当事務所では、信頼できる証人をご紹介できます。
守秘義務もあるので、プライバシーの心配もありません。

気になる費用はどのくらい?

「費用が心配…」という声、よく聞きます。
だいたいの概算はこんな感じです。

公証人への手数料

財産の金額によって決まります。全国どこでも同じ料金です。

  • 100万円以下:5,000円
  • 100万円超~200万円以下:7,000円
  • 200万円超~500万円以下:11,000円
  • 500万円超~1,000万円以下:17,000円
  • 1,000万円超~3,000万円以下:23,000円

例えば、財産6,000万円を妻に4,000万円、息子に2,000万円渡す場合:
妻分29,000円+息子分23,000円+遺言加算11,000円 = 約63,000円

その他の費用
  • 必要書類の取得:数千円
  • 専門家への依頼:10万円~20万円程度
  • 証人への謝礼:1名5,000円~15,000円程度
みやもと

「高い…」と思うかもしれませんが、相続でトラブルになって弁護士さんにお願いすると、何十万円もかかることがあります。それを考えると、決して高くないと思います。

作成の流れ:ステップバイステップ

ステップ1:内容を決める

まず、「誰に、何を、どのくらい渡したいか」を決めます。

財産の整理も必要ですね。不動産、預貯金、株式、保険など、すべてリストアップしましょう。

「一人でやるのは大変…」という方は、専門家にお任せください。当事務所では、お客様の想いをしっかりお聞きして、最適な内容をご提案します。

ステップ2:公証役場で打ち合わせ

必要書類を持って、公証役場に相談に行きます。公証人が内容をチェックして、法的に問題ないか確認してくれます。

複雑な内容だと、何回か打ち合わせが必要な場合もあります。

ステップ3:いざ、作成当日!

約束の日に、本人と証人2名で公証役場に行きます。

  1. 公証人に遺言の内容を口頭で伝える
  2. 公証人が遺言書を作成
  3. 内容を確認して、みんなで署名・押印
  4. 完成!手数料を払って、遺言書を受け取る
みやもと

所要時間は1時間程度です。思ったより簡単でしょう?

無効にならないための注意点

「せっかく作ったのに無効になった…」そんな心配、ありますよね。

公正証書遺言が無効になることは滅多にありませんが、注意点はあります。

こんなときは要注意

  • 判断能力がない状態での作成
    認知症が進んでいる場合などは、医師の診断書を準備しておくと安心です。
  • 証人が不適切
    相続人やその家族が証人になってしまうと無効になります。専門家に依頼すれば、このリスクは避けられます。
  • 強制的に作らされた場合
    本人の意思で作ることが大前提です。
みやもと

当事務所では、1000件以上の相談経験を活かして、無効リスクを最小限に抑えるサポートをしています。最新のAI技術も活用して、判例なども幅広くチェックしているんです。

遺留分とは?

「遺留分」という言葉、聞いたことありますか?

これは、家族(兄弟姉妹以外)に法律で保障された「最低限もらえる遺産の割合」のことです。

例えば、「全財産を長男に」という遺言を作っても、奥さんや他の子供は「遺留分をください」と請求できるんです。

遺留分の割合:

配偶者と子供がいる場合:遺産の1/2 × 法定相続分

配偶者のみ、または子供のみ:遺産の1/2

親のみ:遺産の1/3

兄弟姉妹:なし

みやもと

遺留分を完全に無視した遺言も有効ですが、後でトラブルになる可能性があります。当事務所では、遺留分にも配慮した遺言内容をご提案しますので、安心してください。

専門家に依頼するメリット

「自分でもできるなら、お金をかけたくない…」という気持ち、わかります。

でも、専門家に依頼するメリットは本当に大きいんです。

  1. 時間と労力の節約:
    公正証書遺言の作成には、遺言内容の検討、財産調査、複雑な戸籍謄本等の書類収集、公証人との打ち合わせ、証人の手配など、多くの時間と労力がかかります。専門家に依頼すれば、これらの煩雑な手続きの多くを代行してもらえるため、ご自身の負担を大幅に軽減できます。特に、お忙しい方や手続きに慣れていない方にとっては大きなメリットです。
  2. 法的に不備のない確実な遺言書の作成:
    行政書士は、遺言・相続に関する法的な知識と実務経験が豊富です。遺言内容が法的に有効か、表現が曖昧でないか、後々トラブルの原因にならないかなど、専門家の視点からチェックし、不備のない確実な遺言書を作成することができます。自筆証書遺言はもちろん、公正証書遺言であっても、内容の解釈を巡って争いになる可能性はゼロではありません。専門家が関与することで、そのリスクを最小限に抑えられます。
  3. 相続全体を見据えたアドバイス:
    単に遺言書を作成するだけでなく、相続税対策、二次相続(次の相続)の問題、遺留分への配慮、遺言執行者の選定など、相続全体を見据えた総合的なアドバイスを受けることができます。お客様の状況に合わせた最適な財産承継プランを一緒に考えることができます。
  4. 精神的な負担の軽減:
    遺言書の作成は、ご自身の「死」と向き合う作業でもあり、精神的な負担を感じる方も少なくありません。また、家族関係や財産について他人に話すことに抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょう。専門家は、お客様の気持ちに寄り添いながら、客観的かつ中立的な立場で話を聞き、精神的な負担を和らげながら手続きを進めるお手伝いをします。
  5. 中立的な立場からのサポート:
    特定の相続人に有利な遺言を作成したい場合など、家族内では話しにくいこともあるかもしれません。行政書士は中立的な第三者として、お客様の意思を尊重しつつ、他の相続人への配慮も含めたバランスの取れた遺言内容を検討するサポートができます。

やさしい行政書士事務所だからできること

最後に、当事務所の特徴をお話しさせてください。

相談しやすい環境

  • LINEで気軽に相談OK
    「いきなり電話は緊張する…」という方でも大丈夫。LINEで気軽にメッセージを送ってください。
  • 土日・夜間も対応
    平日は忙しい方も安心。事前予約で土日や夜間の相談も可能です。
  • ご自宅訪問もOK
    事務所に来るのが難しい方には、こちらからお伺いします。

幅広いニーズに対応

  • 外国人の方のサポート
    国際結婚の方、海外に財産をお持ちの方も安心してご相談ください。
  • 経営者の方のサポート
    会社の株式承継や事業承継も、豊富な経験でサポートします。
  • 高齢者の方への丁寧な対応
    ゆっくり、わかりやすく説明することを心がけています。
みやもと

でも、一番大切にしているのは「お客様との対話」。技術は手段として使い、最終的には人と人のつながりを大切にしています。

まとめ:あなたの想いを確実に未来へ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

公正証書遺言は、確かに手間も費用もかかります。でも、それ以上に大きなメリットがあることを、わかっていただけたでしょうか?

公正証書遺言の良いところ:
  • 法的に確実で無効になりにくい
  • 原本が安全に保管される
  • 相続手続きがスムーズ
  • 家族の負担を軽減できる

何より、あなたの大切な想いを、確実に家族に伝えることができます。

・「でも、まだよくわからない…」
・「自分の場合はどうしたらいいの?」
・「費用がどのくらいかかるか知りたい」

そんな疑問や不安をお持ちなら、ぜひ一度ご相談ください。

当事務所では、初回相談は無料です。LINEでも、お電話でも、お気軽にご連絡ください。

あなたの想いを形にして、大切な家族に確実に届けるお手伝いをさせていただきます。

未来の安心への第一歩を、私たちと一緒に踏み出してみませんか?


【お問い合わせはこちら】

やさしい行政書士事務所
代表行政書士 宮本 雄介

所在地: 〒257-0003 神奈川県秦野市南矢名2123-1
電話番号: 0463-57-8330 (受付時間:平日9:00~18:00)
メール: info@yusukehoumu.com
ウェブサイト: https://yusukehoumu.com/

▼LINEでのお問い合わせも可能です!▼
LINEで無料相談を予約する

初回相談は無料です。オンライン相談、夜間・土日相談(要予約)、訪問相談も承ります。お気軽にご連絡ください。

料金表

お問い合わせ


<<<TOPページへ>>>

この記事をSNSでシェアすると3,000円割引!